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ここは都内某カジノ。

夜な夜なお金を持て余した資産家達が集まって賭け事をしている。

あちこちでスロットや、コインの音が鳴る。

そんな中、中央テーブルでは人だかりが出来ていた。

行われるのはポーカーだったが、客の目的は…


「#name2#ちゃん!次俺ね。」

「はい、わかりました!どうぞ、座って下さい。」


美人ディーラーで有名な、#name2#だった。15歳にしてその実力が認められ、父の働くこのカジノで働き始めたのは3年前。今ではその父に代わり、ポーカーの第一テーブルを担当している。朝日の昇るころ、カジノは店じまいとなる。客は帰り、ディーラー達も片付けていた。


「いやー、#name2#ちゃんが来てからポーカーの人気が急上昇、店の売り上げも大幅アップ!助かるよ」

「本当ですか?そう言って頂けると嬉しいです」

「これからも頑張ってね」

「はい!」


私、#name1##name2#はカジノディーラーをやっている18歳。

毎日夜中に仕事だから生活は不規則だけど、仕事はとっても楽しいです。今日も朝家に帰って寝る、そんな日常が待っているはずでした。




****




「何だろう、この箱」


家の玄関の前には大きな黒い箱。


(宅急便?なんか怪しいな)


そうしていても仕方ないので家に運ぼうとしたとき、


「#name1##name2#様、ライアーゲーム事務局の者です」

「わあ!!び、びっくりした…。え?ライアー、ゲーム?って何ですか?」


突然現れた謎の箱に謎の女。それに、"ライアーゲーム"。どれも#name2#の記憶の中にはないものだった。


「#name1#様は見事、10万倍の競争を抜け、ライアーゲーム出場権を獲得されました。ライアーゲームとは、マネーの奪い合い、他人を騙してマネーを手に入れます。勝者には賞金がありますが、敗者には負債を負って頂きます。」

「…え、そういうの、別にいいです。そこまでしてお金欲しくないですし」

「…お父様を助けたくないですか」


その言葉を聞いた途端、#name2#の顔に困惑と驚きが見えた。


「父を知ってるんですか!?助けるって、一体父は何をしているんですか!?」

「#name1##name3#様を助けることが出来るのはあなただけです。彼を助けるためにはこのゲームに参加し、優勝していただくしかありません」


2年前、忽然とその姿を消した父。

何かの事件に巻き込まれたと思い、ずっと探し続けたのだが、#name2#には情報の欠片すら見つけることはできなかった。


「勝てば父は助かるんですね。何が何だかわかりませんが、そのゲーム、乗りましょう」


その唇が、綺麗な弧を描いた。



(で、あなた誰ですか?ゲームって何すればいいんですか?)(大丈夫かな、この子)


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